「心」と「体」と「お金」を育てる幸せ探しの旅、ゆっくりいきましょ。
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 今会計学を勉強していますが、この段階でこの本に
出会えたことに感謝すると同時に、稲盛さんを心から
尊敬し直すことになりました。

 「生き方」では人間としての原理原則に基づき経営を
行うという話がありましたが、会計についても、
現状の会計トレンドにとらわれることなく、原理原則
に基づいて、正しいと判断した会計処理を京セラ独自
に行っているのです。

 今までの記事で、簿記に関してしっくりこない
ということを何回も連呼してきましたが、しっくり
こないと思うことは正しいということが確信でき
ました。
 また、会計がわからなければ、真の経営者になれ
ないという言葉に勇気づけられました。

 この本とは関係ないことも含めて、今会計を勉強
していて個人的に経営者の判断や投資家を大きく誤ら
せていると思われる例を2つほど書いておきます。
 
 一つは、資産か費用かという問題。
 金持ち父さんで、金を生まない家は資産でなく、
負債だというところから引っ掛かっていたのですが、
これは、今の会計が取得原価主義に基づいている
からだとわかりました。
 今はお金でさえ価値を失う時代なのに、取得原価
主義では売却時まで資産は時間的な要素(減価償却)
以外では価値を失いません。
 
 メーカーで売れ残ったものなんて、ほとんど
価値がないのに、捨てるまでは資産なのです。

 もう一つは今の会計は事業が継続することを前提
に、期間損益を重視していることです。
 これは、前払い・前受け、未払い、未収といった
実態を伴わない金額に調整されるため、現金の動きや
意味を正確に把握できなくなります。
 
 稲盛さんは会計の専門家ではありませんが、
経理部長ととことん議論し、また、新人と
大学の図書館の本で勉強するなど、企業会計原則
に立ち返って、あるべきと判断した会計処理を
行うのです。 

 茶くれも事業継続を前提とした会計処理は今後
縮小する経済に対して見直す点が多いと思います。
むしろ現金主義に立ち返る要素が多分にあると
思います。

 自分も会社も社員もやましいところは一つも
ないと言い切る稲盛さんの心からの声が聞こえ
てくる本でした。素晴らしいです。  



 メモ書きで付箋を張ったところを書いておきます。

 ・26法定耐用年数によらず、物理的・経済的理由から自主耐用年数を定めている
 ・32値決めは経営
 ・36会計がわからなければ、真の経営者になれない。
 ・38決算書を見て、伸び悩む収益のうめきやせた自己資本の泣き声が聞き取れる
  経営者にならなければならない
 ・43キャッシュベースで経営する。
 ・46儲かったお金はどこにあるのか?配当は銀行から借りる。
 ・49資産か費用か(バナナのたたき売り)
 ・59勘定合って銭足らず
 ・67新人と一緒に「一緒に大学の図書館に行って経理の勉強をしてみよう」
 ・85セラミック石ころ論
 ・90投機は行わない 元本保証が大原則
 ・91自分で稼いだものしか利益ではない
 ・95必要なものは必要な分だけ買う(一升買いの原則)
 ・1022代目はマクロ帝王学がわかってもミクロのげんばのことがわかっていない
 ・108人の心をベースとして経営する
 ・128、139標準原価計算でなく、売価還元法
・143売価還元法では、売価を超える原価を計上することにはならない
 ・146うちの社員ががんばっているからと心から言える(魂を注入)
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